![]() | さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書) (2005/02/16) 山田 真哉 商品詳細を見る |
◆数字に弱くても会計というものがちょっとわかる本
駅構内の書店が山田さんのコーナーを作っていたので、今更ながら買ってみました。
今まで、ちょっとタイトルが胡散臭くて手に取らなかったんですね。
はっきりいってもっと早く手に取るべきでした。
タイトルだけの新書ではありません(最近タイトルだけで中身がないのが多くて困るんですが)。
会計学についての本なんですが、身近な疑問から会計について語ってくれるので、非常にわかりやすいです。べつに会計士でなくとも、家庭であってもビジネスであっても日常的に「会計的考え」ができるとよいですね。
個人的には在庫管理の話が面白かったかな。
僕の身の回りにはなんと不良在庫の多いことか・・・。
モノが捨てれない人間なので。
そういや、『創』の1月号の「オタク論!」は「本を捨てる」という話でしたが。
僕にはまだまだ捨てれそうにもないや・・・(置く場所もないのに)
『女子大生会計士の事件簿』も次読んでみよう!
付記
『メカビ』の'08冬号で山田氏のインタビューがありましたね。
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【著 者】 山田真哉(ヤマダシンヤ)
【出版社】 光文社(光文社新書)
【発行日】 2005/2/16 初版発行
【価 格】 735(税込)
【評 価】 ★★★★☆
![]() | リセット (ヤングガンガンコミックス) (2005/05/25) 筒井 哲也 商品詳細を見る |
◆あなたの人生は失敗しました。リセットして下さい。
あるアパートで多発する謎の自殺。
その事件の背後には、ネットワークゲーム「ディストピア」の存在があった。
「ディストピア」世界では、いかなる行為も可能。
いくらでも「死ぬ」ことが可能な世界。
実弾でのサバイバルゲーム。人の頭をボール代わりに使ったサッカー。
ワイヤレスバンジー(血しぶきの美しさを競うらしい)
ゲーム内では死への感覚が失われ、際限なく「死」を繰り返し遊ぶユーザーであふれていた。
それが「ディストピア」創作者の悪意からなるものだとは知らずに・・・。
リアル世界とヴァーチャル世界の境界線が曖昧になってしまった現代、
ちょっと背筋が凍るような思いをさせてくれます。
ヴァーチャル世界では自分自身から分離した別人格、
いわゆるネット人格が存在するわけですが、
いくらでもリセットが効くということにたいするタガの外れ具合が、
これからの社会に警鐘を示してくれているように思えます。
ただラストの盛り上がりがイマイチで、(チート野郎が強すぎるし)
本当の悪は「ディストピア」の創作者なのか、
それともヴァーチャル世界で歪んだあまたのユーザーたちなのか、
もっと深く切り込んであると、さらに内容の深い作品になったと思います。
***************************
【著 者】 筒井哲夫
【出版社】 スクウェア・エニックス(ヤングガンガンコミックス)
【発行日】 2007/5/5/25 初版発行
【価 格】 550(税込)
【掲 載】 「ヤングガンガン」
【評 価】 ★★★★☆
![]() | 上京アフロ田中 1 (1) (ビッグコミックス) (2007/12) のりつけ 雅春 商品詳細を見る |
◆新生活始まる!!
実家に居心地の悪さを感じていた田中は、仕事の都合上上京することに。
大都会東京で新生活をはじめ、何もかもが変わるそんな予感がしていたのだが・・・。
現実は、今までとあんまり変えあらないという残酷さ。
それでも青年田中は苦悩しながら毎日を生きています。
こういったニートとかフリーター問題を取り上げたものって、
男性向けのにはギャグ的なものが多いのはなぜだろう?
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【著 者】 のりつけ雅春(ノリツケマサハル)
【出版社】 小学館(ビッグコミックス)
【発行日】 2007/12 初版発行
【価 格】 540(税込)
【掲 載】 「ビッグコミックスピリッツ」
【評 価】 ★★★★☆
![]() | くじびきアンバランス 2 (2) (アフタヌーンKC) (2007/12/21) 小梅 けいと、木尾 士目 他 商品詳細を見る |
◆くじびき物語完結!
もともとは『げんしけん』という作品中に存在する作品がこの『くじアン』。なんともメタフィクション的でその構造が面白い!なんて思いながら読む人は少ないんだろうけれども、僕はそーゆーヘンな人のひとり。
もちろん、そんなメタ構造なんてお構いなく読んでもきちんと読めるし。(現に僕はきいちんと『げんしけん』は読んではいないし、アニメなんかも見ていない)
キャラ属性をぎっしり詰め込んで(とくにツンデレ成分)、ドタバタと展開していたのだけれど、
千尋、時乃、律子の三角関係が・・・どうなる? と、ちょっと踏み込まれましたが決着つかず。
このあたりはアニメ版とは違うらしいですが、
その後は個々人の脳内で補完しろってことでしょうか?
ヲタクたちの生態を描いた『げんしけん』の中の『くじアン』が読者の脳内でさらに二次創作される・・・。このサイクルが面白いような気がします。
そういう意味で、『げんしけん』から『くじアン』が生まれたことは面白いことだと思うんですが。
えー、個人的にはやっぱり第11籤、惚れ薬でハーレム状態という話が好きですが。これはまぁ男のさがですね・・・。
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【著 者】 小梅けいと(コウメケイト)
木尾士目(キオシモク)
【出版社】 講談社(アフヌーンKC)
【発行日】 2007/12/21 初版発行
【価 格】 590(税込)
【掲 載】 「アフタヌーン」
’07年 6〜9号,12号
’08年 1〜2号
【評 価】 ★★★☆☆
![]() | いとしのニーナ 1 (1) (バーズコミックス ガールズコレクション) (2007/03/24) いくえみ 綾 商品詳細を見る |
◆びびりのオレが、憧れの美少女を守ることに!?
主人公、厚志。高1(びびり)
友達の押川が、清流高校の「青田新名」を拉致ってきた。
理由は「好きだから」?
しかし実際には危ないヤツ牛島に命令されてのことだった。
何とか新名を逃がすが、
「助けてやった・・・とか思ってたら・・・・・・ぶっころしてやる・・・」
と言って新名は去っていく。
当たり前だ。共犯者なのだから。
しかし、後日事態は急変、
新名の友達に無理やり連れられて、新名に逢いに行った厚志だったが、
逆に牛男(島)の魔の手から新名を守ることに・・・!?
提示された問題は深く暗いんだけれど、
今までのいくえみ作品より明るいような気がする。
若いし前向きな感じです。
そういう部分でちょっと、他の作品のような内面のリアルさ、重層さからは、
やや乖離したような感じは持ちましたが、
これはこれでアリなのではないでしょうか。
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【著 者】 いくえみ綾(イクエミリョウ)
【出版社】 幻冬舎
【発行日】 2007/3/24 初版発行
【価 格】 580(税込)
【掲 載】 「Webスピカ」
【評 価】 ★★★★☆
![]() | メイド戦記 1 (1) (シリウスコミックス) (2007/09/21) RAN 商品詳細を見る |
◆わがままセクハラ王子と6人のメイド騎士団
サーカス団団長の娘であるカカオは、王室付きメイドにスカウトされ、将来安泰なこの職業に就職。しかしワガママなセクハラ王子の世話なんて退屈なだけ、まぁそれも報酬のためだと思っていたら・・・その王国が隣国の侵攻を受けてあっさり滅亡。
国が滅ぶと仕事の報酬がもらえなくなるので、カカオは王子を救出に。そこで合流した6人の王室付きメイドと何とか脱出に成功する。
7人は、国の切り札ともいえる力が眠っているというマーティンの祠に向い、そこで何故だか伝説の神器に認めらたメイドたちで、「メイド騎士団」を結成・・・
これで敵(ノアール)の追手を振り切れるのか・・・?
とりあえずダメな王子を護るために6人のメイドたちが何とか頑張るって(いや実際カカオ一人で?)話なんですが、メイド6人のキャラがいまいち立っていないし(カカオ以外がはたして必要なのか?)、神器は12器もあるのであと6人もメイドが増えることになるのかな。
大所帯でキャラを立たせるのに苦労しますね。
ともかくノアール軍に反撃するため、バロアに援軍を頼み、ゼスの要塞に立て篭もった一行だったが、周辺領主はノアールに寝返り、援軍として頼みにしていたバロア軍もノアール軍についてしまった。
ノアール軍6万5千とゼスの守備隊300、そして6人のメイド騎士団。
砦を死守し、王子を護りとおせるのか・・・!?
いやー墨子でも雇わないとつらいねー。
2巻今月発売です。
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【著 者】 RAN(ラン)
【出版社】 講談社
【発行日】 2007/9/21 初版発行
【価 格】 560(税込)
【掲 載】 「月刊少年シリウス」
【評 価】 ★★☆☆☆
![]() | そのブログ!「法律違反」です 知らなかったではすまない知的財産権のルール (ソフトバンク新書 66) (2008/02/16) 早坂 昌彦石塚 秀俊 商品詳細を見る |
◆知的財産権にまつわる法律相談ブック
本書は主に知的財産権について書かれています。
『そのブログ!「法律違反」です』というタイトルですが、
ブログにまつわる部分は最初の1章だけで、
2章以降は日常やビジネスにまつわる知的財産の法律相談になっています。
面白かったのは、「ゲームのキャラクター画像に肖像権はあるか?」という問い。
ここでいうゲームのキャラクターは、レベルアップやアイテム装備で外観が変わっていくキャラクターです。あるユーザーのキャラクターはレアなアイテムを装備したことでちょっと「変わった」姿になっているという。そのスクリーンショット画像をネットに公開されたということなんですが。
結論からいえば「肖像権はない」ですね。あたりまえだけれど。
でも、このような発想が生まれてくることが面白いです。
リアルとヴァーチャルの境界線がどんどん曖昧になっていくと、
たとえば自分の分身である「アバター」などにもそのような問題が出てくるかもしれませんし、
ヴァーチャル・アイドル達が顧客吸引力を持つことによって、「パブリシティ権」を廻るような問題が起こるかもしれません。
もちろんそれには現行の肖像権やパブリシティ権では対処できないでしょうけれども、
Web世界が広がれば広がるほどWeb世界の法律やルールというものを整備することが急務となっていることを感じずにはおれません。
ネット上では来春の著作権法改正がいろいろと騒がれています、
僕もどちらかといえば著作物をつくる方の人間なので、著作権の保護が強化されることは嬉しいわけですが、保護が過剰に過ぎると、かえって著作物の利用を停滞させることにつながらないのかという不安もあります。
著作権の保護レベルなどをある程度柔軟に設定できるなどできるといいのかなと思ったりもします。
まぁこの問題はまだまだ議論が必要ですね。
著作者側にも多様な意見があることを知ってもらわないといけないです。
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【著 者】 前岨博(マエソヒロシ)
早坂昌彦(ハヤカワマサヒコ)
石塚秀俊(イシヅカヒデトシ)
【出版社】 ソフトバンククリエイティブ(ソフトバンク新書)
【発行日】 2008/2/16 初版発行
【価 格】 735(税込)
【評 価】 ★★★☆☆(知的財産権初心者は目を通しておくといいかも)
![]() | 聖☆おにいさん (モーニングKC) (2008/01/23) 中村 光 商品詳細を見る |
◆ブッダとイエスのバカンスデイズ
世紀末を何とか無事乗り越えたブッダとイエスは、東京立川にアパートをシェアし、下界でバカンス中。
女子高生に
「超ジョニー・デップに似てる」って言われたイエスと、
小学生に
白毫(びゃくごう)を超押されるブッダ。
そんな二柱の下界でバカンスな毎日!?
このアイデアはまさに神降臨ですね。
・・・どうやらあまりお金は持っていないようだけれども、
ブログしてたり、陶芸やってみたり、マンガ描いたり、
「パンチとロン毛」っていうコンビ名で漫才やってみたり・・・
神様と仏様なのにお神輿(神道)かついじゃったり。
もうギリシアの神々以上に人間味あふれてます。
それぞれいいキャラに仕上がっています。
そら2000年以上も愛され続けてるキャラですからね。
僕の周りでは女性に人気が高いですが、
やっぱりブッダのオカンっぽさと、
イエスの子供っぽさがいいのかなと思ったりします。
個人的にTシャツの文字が気に入ってます。
毎回キャラに合わせた文字が書いてあるので。
しっかし、こんな作品を描けるのは日本だけなのかなー?
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【著 者】 中村 光(ナカムラヒカル)
【出版社】 講談社
【発行日】 2008/1/23 初版発行
【価 格】 580(税込)
【掲 載】 「モーニング2」
【評 価】 ★★★★★
おぼえがき
3/4
尾田栄一郎 『ONE PIECE』(49巻)
3/5
緑川ゆき『夏目友人帳』(5巻)
3/8
三原ミツカズ『たましいのふたご』
3/10
天野こずえ『ARIA』(12巻)
3/13
吉野マリ『桃色ヘヴン!』(2巻)
清野静流『純愛特攻隊長!』(9巻)
二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(20巻)
3/14
傀儡師リン(5巻)
3/17
CLAMP『ツバサ』(23巻)
久保ミツロウ『トッキュー!!』(18巻)
大暮維人 『エア・ギア』(20巻)
3/18
高橋留美子 『うる星やつら(新装版)』(33巻)
高橋留美子 『うる星やつら(新装版)』(34巻)
皆川亮二 『ARMS(ワイド版)』(10巻)
3/19
宮下裕樹 『正義警官 モンジュ』(5巻)
柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』(6巻)
漫☆画太郎『世にも奇妙な漫☆画太郎』(3巻)
石黒正数『それでも町は廻っている』(4巻)
3/21
山田芳裕 『へうげもの』(6巻)
一色まこと 『ピアノの森』(15巻)
サライネス 『誰も寝てはならぬ』(8巻)
3/22
荒川弘『鋼の錬金術師』(19巻)
大久保篤『ソウルイーター』(11巻)
3/25
椎名軽穂『君に届け』(6巻)
いくえみ綾『潔く柔く』(7巻)
3/27
松風水蓮『我が家のお稲荷さま。』(2巻)
3/28
のりつけ雅春 『上京アフロ田中』(2巻)
細野不二彦 『ダブル・フェイス』(15巻)
能條純一 『アレルヤ』(4巻)
山本康人 『超人ウタダ』(6巻)
原一雄 『のらみみ』(6巻)
若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』(5巻)
瀬口たかひろ『オレたま』(2巻)
はやせ淳 『駅弁ひとり旅』(5巻)
3/4
尾田栄一郎 『ONE PIECE』(49巻)
3/5
緑川ゆき『夏目友人帳』(5巻)
3/8
三原ミツカズ『たましいのふたご』
3/10
天野こずえ『ARIA』(12巻)
3/13
吉野マリ『桃色ヘヴン!』(2巻)
清野静流『純愛特攻隊長!』(9巻)
二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(20巻)
3/14
傀儡師リン(5巻)
3/17
CLAMP『ツバサ』(23巻)
久保ミツロウ『トッキュー!!』(18巻)
大暮維人 『エア・ギア』(20巻)
3/18
高橋留美子 『うる星やつら(新装版)』(33巻)
高橋留美子 『うる星やつら(新装版)』(34巻)
皆川亮二 『ARMS(ワイド版)』(10巻)
3/19
宮下裕樹 『正義警官 モンジュ』(5巻)
柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』(6巻)
漫☆画太郎『世にも奇妙な漫☆画太郎』(3巻)
石黒正数『それでも町は廻っている』(4巻)
3/21
山田芳裕 『へうげもの』(6巻)
一色まこと 『ピアノの森』(15巻)
サライネス 『誰も寝てはならぬ』(8巻)
3/22
荒川弘『鋼の錬金術師』(19巻)
大久保篤『ソウルイーター』(11巻)
3/25
椎名軽穂『君に届け』(6巻)
いくえみ綾『潔く柔く』(7巻)
3/27
松風水蓮『我が家のお稲荷さま。』(2巻)
3/28
のりつけ雅春 『上京アフロ田中』(2巻)
細野不二彦 『ダブル・フェイス』(15巻)
能條純一 『アレルヤ』(4巻)
山本康人 『超人ウタダ』(6巻)
原一雄 『のらみみ』(6巻)
若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』(5巻)
瀬口たかひろ『オレたま』(2巻)
![]() | お坊サンバ!! 1 (1) (少年サンデーコミックス) (2007/12/15) 飯島 浩介 商品詳細を見る |
◆大胆不敵な子坊主・・・現る。
ラッパーか坊主になりたかった主人公チワ丸は世界最高峰の寺「大坊主寺」に出家するところからこの壮大な(?)物語は始まる。
大坊主寺の大坊主は”大数珠”という激レアアイテムを持ち世界の頂点に君臨している。
”大数珠”とは大坊主が108の珠に念力を注入し、個々の珠に様々な力を持たせた数珠で、世界中の猛者たちに狙われていた。(実際主人公のチワ丸もこれが欲しい)
大坊主の弟子ハンサムとの戦いの末、なんとか大坊主寺に入門することができたチワ丸。しかし次々と"大数珠"を狙う敵が現れる。さらに戦いのさなかあろうことか”大数珠”が川に流されてしまった。
大坊主より大数珠回収の命を受けたチワ丸とハンサム、そしてスクープを求めるレポーターみどりとレギュラーの座をかけたイヌの旅が始まるのだった・・・。
正直最初知った時は完全になめてました。
21世紀にもなってコレはないだろうと。(絵柄が80年代風)
しかし、読んでみると笑っちゃった。電車の中で読んでいたからヤバかった。
ノリは小学生向けです。編集側もそういう方向性でいくみたい。
けれどもところどころに古いネタがちりばめてあって、その辺にウケちゃう。
巻末の特別読切もストーリーは破綻してるんだけど、勢いがあっていいなー。
最近こんな勢いだけで押し切るマンガめっきり見ないし。
***************************
【著 者】 飯島浩介
【出版社】 小学館
【発行日】 2007/12/15 初版発行
【価 格】 410(税込)
【掲 載】 「週刊少年サンデー」
【評 価】 ★★★★☆(ポロリもあるよ)
![]() | KERA ! (ケラ) 2008年 03月号 [雑誌] (2008/02/16) 不明 商品詳細を見る |
◆春の新作大公開
春ものの立ち上げ時期ですが、まだまだ寒くて、ってゆーか以前より増して寒いので、せっかく買った春ものもまだしばらく保留しておかないといけないという悲しい状況が続きますね。
「Elastic」のdale氏の分類によれば「服飾文化圏」に属するこの雑誌は、「自分志向」と「カジュアル」値が最も高くなっています。まぁ「服飾文化圏」内でも「KERA!」は「ゴスロリ」や「ゴスパン」偏重ですけれども、芸大生や美術・美容系専門学校生などの「自分らしさ」重視な人々向けですよね。
だから僕は好きなんですが。
(対極にある『CanCam』だとかは見ていてぜんぜん面白いと思えないんです。こっちはマーケットリサーチの一環としてたまに目を通しますが)
同じ系統としては『Zipper』や『装苑』あたりが◎
さて、僕がファッションについて自分の好みでいろいろ言ってみても仕方がないので、
今回読みたかったし紹介したいのは、『少女革命ウテナ』(ああ、まだ読んでないや)の幾原邦彦が原作、中村明日美子
中村明日美子は以前『片恋の日記少女』を紹介しましたが、こちらは原作付きということで嗜好がまた違っています。「KERA!」らしくガーリーに可愛さUPなのでこれまた注目。
ファッションは『下妻物語』の「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」がコラボレートしているようです。
うーん、作品の幅が一気に広がったなー。
ファンにとってはうれしい限り。
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【出版社】 インデックス・コミュニケーションズ
【発行日】 2008/2/16 初版発行
【価 格】 460(税込)
【評 価】 ★★★★☆
【購 読】 「Fujisan.co.jp」で購読する
![]() | 駅弁ひとり旅 1 (1) (アクションコミックス) (2006/04/20) 櫻井 寛 商品詳細を見る |
◆九州めちゃうま駅弁編
東京で弁当屋を営む中原大介は、結婚十周年に妻に贈ったスイート・テン・ダイヤモンドのお返しに、九州までの特急券をプレゼントされる。それはかねてよりの夢だった列車による日本一周の旅をかなえるためだった。妻から「期限は日本を一周するまで」という特別休暇と「その代り日本全国のいろんな駅弁食べておいしいレシピを盗んできてね」という指令をうえた大介の「駅弁ひとり旅」が始まる。
1巻は東京から大分に向かい、九州を一周する旅。
九州編では途中女性記者(菜々)と一緒に旅をすることになるので、「ひとり」旅ではないんですが、記者の癖にまったく下調べをしてない菜々の解説役に回ることで話は進んでいきます。
駅弁の紹介のみならず、マニアックな列車や駅などの解説や旅先のいろんな情報が詰まっています。
この作品を読むと国内の鈍行で行く旅もいいなーって気になってきます。
あとお腹がすっごく空きます・・・。
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【監 修】 櫻井寛
【作 画】 はやせ淳
【出版社】 双葉社
【発行日】 2006/4/20 初版発行
【価 格】 630(税込)
【掲 載】 「漫画アクション」
【評 価】 ★★★★☆(旅に出たくなるしお腹すくし)
![]() | セーラー服と重戦車 1 (1) (チャンピオンREDコミックス) (2007/12/20) 野上 武志 商品詳細を見る |
◆関東最強の戦車乗りを目指せ!
戦車で通学する女子中学生。
学校を襲撃する暴走族もやっぱり戦車で。
ナンパするならカッコイイ戦車なんかを自慢しつつ・・・。
荒唐無稽だなんて突っ込みはなし! (そんな荒唐無稽さが)ある意味マンガらしい。
ノリは完全に「MC☆あくしず
野良中戦車同好会の島田かのんは関東一の戦車乗りを目指す女子中学生。
同好会のメンバーとともに、パンターF型(V号戦車F型)を駆って、パンチラ、乳揺れとサーヴィス満点で強敵たちとバトルに挑む。
対戦相手はT-55だったり、ティーガーだったり、ジェリダンだったりと多種多様。
戦車好きならば楽しめると思います。(軍事知識があるほうがだんぜん面白い)
軽ーい気持で読みましょう。
ディープな戦車戦が見たけりゃ小林源文
※ちなみにパンターF型は重戦車ではありません。
追記
イギリスでは免許持っていれば戦車を車道で運転できるって昔聞いたことがあるんだけれど、ホントなんだろうか? 羨ましい。(つーか事故るとヤバイね)
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【著 者】 野上武士
【出版社】 秋田書店
【発行日】 2007/12/20 初版発行
【価 格】 580(税込)
【掲 載】 「チャンピオンRED」
【評 価】 ★★★★☆(Panzer vor!!)
![]() | GA-芸術科アートデザインクラス 2 (2) (まんがタイムKRコミックス) (2008/01/28) きゆづき さとこ 商品詳細を見る |
◆止まらない毎日、止まらない彼女。
美術系学園を舞台にした4コママンガの第二弾です。
僕も美術系の高校に通っていたので懐かしい感じです。
美術系は「変」(褒め言葉)なヤツが集まってくるので、「現実は小説より奇なり」って感じでした。・・・まぁ最近の美術系高校はオタク化しているらしいので別の意味で「奇」ですが(ファインアートよりもマンがイラストを描きたいって子が多いらしい。どこぞの美術系高校は文化祭がコスプレ大会になるらしい・・・)
さて、レビューですが美術系学園4コマということで、ネタは美術系なネタでもしかすると普通科の人にはピンとこないようなものもあるのかもしれませんが、普通科とまったく違った学園生活が面白いかもしれませんね。オタク臭くならずに、キチンと(でもないけれど)デッサンやデザインをやっている登場人物にヒジョーに好感が持てます。(ああ、高校時代に戻りたい!)
絵も非常に可愛らしいし、結構お勧めな人品です。
気に入ったセリフ(ト書きだけれど)
「アートデザインを学ぶことは それぞれの中にある個性を磨くということ だからこそ教わることは難しくて 導く側もそれは同じなのかもしれない。」(p.10)
いつの間にか教わる側から教える側に立場が変わっちゃって、まさにこんな感じの毎日ですわ。
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【著 者】 きゆづきさとこ
【出版社】 芳文社
【発行日】 2008/1/28 初版発行
【価 格】 860(税込)
【掲 載】 「まんがタイムキララキャロット」
【評 価】 ★★★★☆(高校時代万歳)
![]() | 暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス) (2007/07/25) かかし朝浩 商品詳細を見る |
◆清少納言はじつは「ツンデレ」!?
平安期のブログ(エッセー)の女王(つまり元祖)、清少納言の物語。
清少納言の性格設定を「ツンデレ」としたことで、固い歴史ものにならず、ハチャメチャなギャグになっているし、キャラクターだって生き生きしているのが◎。
髪型だったり服装だったり、これも時代考察を違えているのだけども、その辺は要所要所で補足(言い訳)が入るので、そちらできちんと歴史の勉強をすればOK
てか、平安眉毛やらお歯黒なんかをリアルに再現されるとコワイもの(そーゆーのは岡野玲子に任すとして)。
史実を基本としているがフィクションな部分もあって、そのまま全部をうのみにしてはいけないが、古典へのとっかかりとしては大変面白いんじゃないだろうか。
掲載はマイナー誌ですが良作だと思います。
(2巻は今月22日発売予定)
付記
2chの言説じゃないけれど、ライバルの紫式部はぜったい腐女子だし、『枕草子』だって要所要所がオタク臭いなーと思うのは僕だけでしょうか?
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【著 者】 かかし朝浩
【出版社】 ワニブックス
【発行日】 2007/7/25 初版発行
【価 格】 609(税込)
【掲 載】 「コミックガム」
【評 価】 ★★★★☆
![]() | あにけん 1 (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス) (2008/01/22) 高野 うい 商品詳細を見る |
◆この世界はアニメでできているんだよ。
メガネ、巨乳、コスプレ好きという部長と、これといって特徴がないといういかにも男なんてどーでもいいんだよ的な部員、合わせて2名のアニメ研究部が部の存続をかけて部員勧誘を始める話。
いや、実際には執事喫茶やってみたり、アニメ専門店でバイトしてみたり、コミケ言ったりと、ごくまっとうに(?)オタク生活をしている登場人物の記録。
ゆるーく読めばよい。
ちなみに新入部員は、双子(ロリ/ショタ←でも女装)とツインテール不思議ロリ少女です。
属性はもはやベタなので、展開でどーにかしてほしいトコロ。
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【著 者】 高野うい
【出版社】 一迅社
【発行日】 2008/1/22 初版発行
【価 格】 840(税込)
【掲 載】 「まんが4コマKINGSパレット」Vol.2〜7
「まんが4コマKINGSパレット」2007年8月号〜2008年1月号
【評 価】 ★★☆☆☆
![]() | 片恋の日記少女 (花とゆめCOMICS) (2008/01/04) 中村 明日美子 商品詳細を見る |
◆探しても見つけ難いのに恋とは突然訪れるのです―
中村明日美子は太田出版の『エロティクスF』で活躍する作家で、一般にはあまり知られていなかったし、一般受けするような作品でもなかった(同性愛や近親相姦などエロティシズムなものが主だったから)。
そしてようやく一般にも訴求できる少女マンガ作品がこの「片恋の日記少女」
表題他6作品を含んだ短編集です。
なんとも美しい描線と、繊細で妖艶蟲惑なキャラクター、独特の世界が作者の魅力です。
そんな魅力の虜になった一人が僕なわけですが(男の癖にね)、前述のとおり、作者の他の作品は結構ハードな内容を含むので、手を出すときは注意が必要です。
(僕ぁ全部持ってるよ、ファンだから)
追記
そういえば『KERA』でもマンガ描かれていたような。
まだ読んでないんだけれども。
***************************
【著 者】 中村明日美子
【出版社】 白泉社
【発行日】 2008/1/10 初版発行
【価 格】 650(税込)
【掲 載】 『メロディ』
「父と息子のブリ大根」 '04年8月号
「待ち人キタリ」 '06年2月号
「原色メガネ男子標本」 '06年5月号
「片恋の日記少女」 '06年6月号
未発表
「娘の年頃の娘」
「とりかえばやで出会いましょう」
描きおろし
「みたいなメモリー」
【評 価】 ★★★★★(売り切れてて困った)
今日は祝日だってのに仕事だったので、電車の中でパラパラと先日買った『広告批評no.323』を読む。
巻頭の橋本治氏の「ああでもなくこうでもなく 第123回」がちょっと気になったので紹介します。
「ビニール袋に入った菓子パンや調理パンを食いますか?」
という疑問なんだけれど、僕たちは普通に食しますね。
何が疑問なんでしょうか。
少し引用します
「もう何年も前―というか、もしかしたらまだ二十世紀か昭和だった前に、テレビに出て来た若い娘のタレントが『焼きたてのパンて、おいしい!』と言っているのを見て、ふと『はてな?』という気になった。『焼きたてのパン』がおいしいのはあたりまえだが」
筆者は子供のころ、家の近くにパン屋さんがあって、11時になれば「焼きたてのパン」が買えるのでそれが楽しみだったという。ビーニール袋にはいったパンなんて買ったことがないらしい。
「焼きたてのパン」がおいしいことは、筆者の言うとおり当たり前なのだが、僕たちはごく一部の人を除いて、食べるパンは「焼きたてのパン」ではない。「ビーニール袋」で包まれた、数時間、もしくは1日近く前に焼かれたものを食すわけだ。もちろんその味は「焼きたてのパン」には劣る。
それでも僕たちは、そんな「焼きたてのパン」に比べて味の劣る「ビーニール袋」で包まれたパンを食す。何故なのか。
高度経済成長の時期、日本にもフォーディズムの時代がやってきた。
食材はスーパーマーケットに山のように積んである。消費社会の神話が始まったのだ。
スーパーに山のように積まれた食材は、(J.ボードリヤールに倣えば)豊かさの象徴であるのだ。しかしそこに陳列されるパンは、「焼きたてのパン」ではなく「ビーニール袋」で包まれた味の劣るパンなのだけれども。
でも、消費社会の神話に耽溺した人々は、「ビーニール袋」で包まれた味の劣るパンを躊躇なく買って食す。端からそういう食べ物だと言わんがばかりに。
・・・だから「焼きたてのパンて、おいしい!」なんていう当り前のCMが必要となったわけ。
時は流れ、消費社会が当たり前になって、さらに情報化社会も相まって、僕たちの消費行動はもっともっとせわしいものになってきた。
仕事の帰り(反省会)で、音楽コンテンツの話が出たのだけれど、僕はもうほとんど音楽CDは買わない。もともと音楽はあまり聴くほうじゃない(音楽を聴きながら作業できない人間なので)、だからもう「iTune」でダウンロードばかり。
そういうと、「それは音楽を聴いていることにはならないだろう!」と言われた。
ものづくりもする人間としてはその指摘はわからないでもない。アルバムというのはその曲の順序とかまでも考えられてつくられたものなのだから、その中の1曲とかだけを抽出して聴くという行為は、音楽の価値を低めるといえば大げさかもしれないけれど、そういった雰囲気がないわけではない。
でも僕たちは「iTune」でダウンロードし、「iPod」で音楽を聴くのだ。
これはちょっと「焼きたてのパン」と似てるような気がする。
消費社会に情報化社会がプラスされたらこうなったのだ。
情報化社会、とくにインターネット普及後、僕たちが1日に得る情報というのは、インターネット普及前に比べて約410倍になったらしい。
そんな情報の嵐の中で、僕たちは自分に必要と思われる情報だけを取捨選択しなければならない。メディアリテラシーがものすごく必要な時代。
そしてもう一つ重要なことは、その情報をどこから得るか、どう咀嚼するかということだ。
人間一日は平等に24時間。
その限られた時間の中で、情報を得て、取捨選択して、それを吸収しなければならない。
もちろん仕事や通勤、食事やお風呂などなどの日常生活をこなしながら。
音楽を聴きたい。
CD屋に買いに行く時間のコスト、聴かなくてもいい曲をスキップするコスト、そうした時間的コストは今の僕たちにとってはとっても惜しい時間になる。
ネットもしてwiiで遊んで、TVも観て、マンガも読んで・・・。
今やエンターテイメントは時間の取り合いなのだから。CDアルバム1枚およそ30数分を全部聴いている時間的余裕はそんなにないのだ。現代人は忙しい。
もちろん、2〜3000円するアルバムの中から数曲だけ選曲すれば数百円で済むので経済的にもコストが低い。
こう考えるのが情報化消費社会に生きる多くの人じゃないのだろうか? それがいいとか悪いとかは別にして。
もちろんそのアーティストがすっごい好きな人ならばアルバムを買うだろうけれど、でも、「ちょっと流行ってるあの曲だけ欲しい」なんてことはよくある。それは音楽というファッションを身につけたい・・・果てはカラオケで歌うためだったりするのだけれど。
それは現実。
そうコンテンツであるはずの音楽が、みんなとの楽しい空気を搬ぶためのコンテナーに成り下がってしまってるわけ。
再三言うけれど、それがいいとか悪いとかは別にして、事実でしょう。
つまりインターネットの普及によって、広告はもとより、生産・消費というものが大きなパラダイム・シフトを迎えたわけですね(なにを今さら)。
インターネットという「ラーの鏡(真実を映し出す鏡)」とブログなどのソーシャルメディアを手に入れたことで消費者(コンシューマ)はどんどん力をつけた。(コンシューマという言葉すらもう古い、カスタマーと呼ぼう)
もはや生産者優位の時代は完全に覆されたわけ・・・(本当は半世紀前にそうなってたんだけれど)。
政治ですら、福田首相のテーマが「生産者志向から消費者志向」なのだから。
なのに、そんな時代の変化を微塵も感じていないのか、見て見ぬふりなのか、まだまだ生産者志向な人や企業は多いよう。(もちろんカスタマー志向というのは、なにもご機嫌取りをしろということではない)
だんだんと愚痴っぽくなるけれども、いい加減それに気づかなければ・・・もう結構大変な時期が差し迫っているのに・・・。
そんなこんなで、(反省会で)呑み過ぎて、また乗り過ごしてしまいました。
追記
現代人は時間がない。情報の取捨選択をしなくっちゃいけない!って話の補足なんだけれど、この情報の取捨選択は一歩間違えると非常に視野の狭い状況に陥ってしまう訳ですよね。まぁ「島宇宙化」を助長するような感じで。だからこそ、その人に適した情報の取捨選択的インフラストラクチャーも大事なんだけれど、さまざまな情報をリンクさせるハブのようなもの(媒介中心性)が必要不可欠だと思う訳なんですよね。
このブログが「ごったに」なのも「媒介中心性」を持たせたいという考えがもとなんだけれど、もうちょっと情報をきちんと整理しないといけないですよね。
巻頭の橋本治氏の「ああでもなくこうでもなく 第123回」がちょっと気になったので紹介します。
「ビニール袋に入った菓子パンや調理パンを食いますか?」
という疑問なんだけれど、僕たちは普通に食しますね。
何が疑問なんでしょうか。
少し引用します
「もう何年も前―というか、もしかしたらまだ二十世紀か昭和だった前に、テレビに出て来た若い娘のタレントが『焼きたてのパンて、おいしい!』と言っているのを見て、ふと『はてな?』という気になった。『焼きたてのパン』がおいしいのはあたりまえだが」
筆者は子供のころ、家の近くにパン屋さんがあって、11時になれば「焼きたてのパン」が買えるのでそれが楽しみだったという。ビーニール袋にはいったパンなんて買ったことがないらしい。
「焼きたてのパン」がおいしいことは、筆者の言うとおり当たり前なのだが、僕たちはごく一部の人を除いて、食べるパンは「焼きたてのパン」ではない。「ビーニール袋」で包まれた、数時間、もしくは1日近く前に焼かれたものを食すわけだ。もちろんその味は「焼きたてのパン」には劣る。
それでも僕たちは、そんな「焼きたてのパン」に比べて味の劣る「ビーニール袋」で包まれたパンを食す。何故なのか。
高度経済成長の時期、日本にもフォーディズムの時代がやってきた。
食材はスーパーマーケットに山のように積んである。消費社会の神話が始まったのだ。
スーパーに山のように積まれた食材は、(J.ボードリヤールに倣えば)豊かさの象徴であるのだ。しかしそこに陳列されるパンは、「焼きたてのパン」ではなく「ビーニール袋」で包まれた味の劣るパンなのだけれども。
でも、消費社会の神話に耽溺した人々は、「ビーニール袋」で包まれた味の劣るパンを躊躇なく買って食す。端からそういう食べ物だと言わんがばかりに。
・・・だから「焼きたてのパンて、おいしい!」なんていう当り前のCMが必要となったわけ。
時は流れ、消費社会が当たり前になって、さらに情報化社会も相まって、僕たちの消費行動はもっともっとせわしいものになってきた。
仕事の帰り(反省会)で、音楽コンテンツの話が出たのだけれど、僕はもうほとんど音楽CDは買わない。もともと音楽はあまり聴くほうじゃない(音楽を聴きながら作業できない人間なので)、だからもう「iTune」でダウンロードばかり。
そういうと、「それは音楽を聴いていることにはならないだろう!」と言われた。
ものづくりもする人間としてはその指摘はわからないでもない。アルバムというのはその曲の順序とかまでも考えられてつくられたものなのだから、その中の1曲とかだけを抽出して聴くという行為は、音楽の価値を低めるといえば大げさかもしれないけれど、そういった雰囲気がないわけではない。
でも僕たちは「iTune」でダウンロードし、「iPod」で音楽を聴くのだ。
これはちょっと「焼きたてのパン」と似てるような気がする。
消費社会に情報化社会がプラスされたらこうなったのだ。
情報化社会、とくにインターネット普及後、僕たちが1日に得る情報というのは、インターネット普及前に比べて約410倍になったらしい。
そんな情報の嵐の中で、僕たちは自分に必要と思われる情報だけを取捨選択しなければならない。メディアリテラシーがものすごく必要な時代。
そしてもう一つ重要なことは、その情報をどこから得るか、どう咀嚼するかということだ。
人間一日は平等に24時間。
その限られた時間の中で、情報を得て、取捨選択して、それを吸収しなければならない。
もちろん仕事や通勤、食事やお風呂などなどの日常生活をこなしながら。
音楽を聴きたい。
CD屋に買いに行く時間のコスト、聴かなくてもいい曲をスキップするコスト、そうした時間的コストは今の僕たちにとってはとっても惜しい時間になる。
ネットもしてwiiで遊んで、TVも観て、マンガも読んで・・・。
今やエンターテイメントは時間の取り合いなのだから。CDアルバム1枚およそ30数分を全部聴いている時間的余裕はそんなにないのだ。現代人は忙しい。
もちろん、2〜3000円するアルバムの中から数曲だけ選曲すれば数百円で済むので経済的にもコストが低い。
こう考えるのが情報化消費社会に生きる多くの人じゃないのだろうか? それがいいとか悪いとかは別にして。
もちろんそのアーティストがすっごい好きな人ならばアルバムを買うだろうけれど、でも、「ちょっと流行ってるあの曲だけ欲しい」なんてことはよくある。それは音楽というファッションを身につけたい・・・果てはカラオケで歌うためだったりするのだけれど。
それは現実。
そうコンテンツであるはずの音楽が、みんなとの楽しい空気を搬ぶためのコンテナーに成り下がってしまってるわけ。
再三言うけれど、それがいいとか悪いとかは別にして、事実でしょう。
つまりインターネットの普及によって、広告はもとより、生産・消費というものが大きなパラダイム・シフトを迎えたわけですね(なにを今さら)。
インターネットという「ラーの鏡(真実を映し出す鏡)」とブログなどのソーシャルメディアを手に入れたことで消費者(コンシューマ)はどんどん力をつけた。(コンシューマという言葉すらもう古い、カスタマーと呼ぼう)
もはや生産者優位の時代は完全に覆されたわけ・・・(本当は半世紀前にそうなってたんだけれど)。
政治ですら、福田首相のテーマが「生産者志向から消費者志向」なのだから。
なのに、そんな時代の変化を微塵も感じていないのか、見て見ぬふりなのか、まだまだ生産者志向な人や企業は多いよう。(もちろんカスタマー志向というのは、なにもご機嫌取りをしろということではない)
だんだんと愚痴っぽくなるけれども、いい加減それに気づかなければ・・・もう結構大変な時期が差し迫っているのに・・・。
そんなこんなで、(反省会で)呑み過ぎて、また乗り過ごしてしまいました。
追記
現代人は時間がない。情報の取捨選択をしなくっちゃいけない!って話の補足なんだけれど、この情報の取捨選択は一歩間違えると非常に視野の狭い状況に陥ってしまう訳ですよね。まぁ「島宇宙化」を助長するような感じで。だからこそ、その人に適した情報の取捨選択的インフラストラクチャーも大事なんだけれど、さまざまな情報をリンクさせるハブのようなもの(媒介中心性)が必要不可欠だと思う訳なんですよね。
このブログが「ごったに」なのも「媒介中心性」を持たせたいという考えがもとなんだけれど、もうちょっと情報をきちんと整理しないといけないですよね。
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◆その刑事を見たものは彼を必ずこう読んだ・・・
解説不要。
現時点で僕の知りうる限りで、最低のマンガ。
買ったこと? 後悔してませんよ・・・。
こーなったら全巻そろえたるけんね。
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【著 者】 丘咲賢作
【出版社】 講談社
【発行日】 1998/12/7 初版発行
【価 格】 530(税込)
【掲 載】 ヤングマガジンアッパーズ
【評 価】 ★☆☆☆☆(変態な方にオススメ、それ以外は手を出すな)

















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