ごった煮断想空間
日々思いついたことやら、ブー野沢が読んだ書籍の紹介など
南雲治嘉 『色の新しい捉え方』
色の新しい捉え方 (光文社新書 355)色の新しい捉え方 (光文社新書 355)
(2008/06/17)
南雲治嘉

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◆現場で「使える」色彩論

学生時代に習った色彩学と、実戦での違和感。
なんとなく思っていたその違和感に応えてくれた1冊。

「色(素粒子)はエネルギーを持っている」→「彩度」
「色(素粒子)は時間を持っている」→「明度」
「色(素粒子)には波長がある」→「色相」
なんて科学的説明が面白い。

また
「色のメッセージ」には以下の3種類があり、それらの組み合わせ(本当は色だけじゃなくって形だとか匂いだとか音だとか感触だとかも含むけれど)によってはじめて意味を持つということ。

「生理的メッセージ」
「記憶的メッセージ」
「地誌的メッセージ」

経験則的になんとなくわかっていましたが。改めて説明されると配色のバリエーションが広がると思います。

最近の脳科学の進歩で、色彩についても生理学的にいろいろとわかってきた。
いままで経験則だったもののいくつかが科学的に検証されています。
面白いです。

最後に、
「色彩センスがない!」という人に、
「色彩センス」は「他人への気配り」と説く筆者。

デザイン要素ってすべて「他者への気配り、心づかい」が基本なんですよね。

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【著  者】 南雲治嘉
【出版社】 光文社(光文社新書)
【発行日】 2008/6 初版発行
【価  格】 861(税込) 
【評  価】 ★★★★☆
古川裕倫 『「バカ上司」その傾向と対策』
「バカ上司」その傾向と対策 (集英社新書 436B)「バカ上司」その傾向と対策 (集英社新書 436B)
(2008/03)
古川 裕倫

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◆「バカ上司」対策および「バカ上司にならない」対策

4月になればおおくの新社会人がそれぞれの会社で仕事を始めていくわけですが、
どんな会社にだって、「バカ上司=BJ」はいてるものです。
新社会人にそんなことを説くなよって感じかもしれませんが、
本書中で気に入った部分、

「自分がまだ社会人になっても間もないころ、上司との関係で結構悩んでいたのですが、その頃に出会った他社の社長に『君は恵まれない上司に恵まれている。そこから学べ』と教えられたことがあります。」(p.30)

反面教師としてみればよいのです。
また、数年すれば自分にも部下ができるでしょう、
その時に「自分はどうなのか」ちょっと省みてみる材料になるでしょう。

僕は「BJ」にならないために、という視点から読みましたが、
まぁ、書いてあることは至極まっとうなことなんですが、
結局人間は、そのまっとうなことが、奢りやわがまま、
その他もろもろからできなくなって「BJ」になってしまうんですね。
気をつけなければ。
(部下なんていないけどさ・・・)

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【著  者】 古川裕倫(フルカワヒロノリ)
【出版社】 集英社(集英社新書)
【発行日】 2008/3 初版発行
【価  格】 714(税込) 
【評  価】 ★★★☆☆(BJにならないために、自戒をこめて)
田中大祐 『空気を読む力 急場を凌ぐコミュニケーションの極意』
空気を読む力―急場を凌ぐコミュニケーションの極意 (アスキー新書 056)空気を読む力―急場を凌ぐコミュニケーションの極意 (アスキー新書 056)
(2008/03/10)
田中 大祐

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◆「あの人」に読ませたい!

だけどこれ読んで治ったら苦労しないのかな。

日常におけるコミュニケーションの空気を読む術だけでなく、
会議の場でも空気を読んで(うまく利用して)、うまくプレゼンしちゃおうという実践書でもあります。
基本、笑いとツッコミで場の雰囲気を和らげる(場合によってはミスも相殺する)ということなんだけれど、
カタイ人が読んだら「なんじゃこらー!」って言いそうな内容ですね。
これだけに頼っててもダメなんだけど、結構重要なことだよね。日本においては。
実際こーゆー空気を捉えるのが上手く、しかも対処が上手い人って重宝されるし、
うまくすると出世しちゃうんだよね・・・。

個人的には、「無茶ブリ」への対応策なんかは参考になりましたね。
「すべる3秒ルール」は確かにあると思います。
2秒以内に返す。
この方法は昔友達に教えてもらいました。「稲中」を参考に。
すごい無茶なフリの場合は、即答でしかもハイテンションで「できるかー!!」って言えって。
あとは小技でもう少しスキをなくすよう努力します。
(そう、けっこうキャラに頼ってコミュニケーションしてるもんなー)

とりあえずぜひ読んだ方がいいよ、っていう知人がいるのでそーゆー人に薦めます。

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【著  者】 田中大祐
【出版社】 アスキー(アスキー新書)
【発行日】 2008/3/10 初版発行
【価  格】 760(税込) 
【評  価】 ★★★★☆(一読してほしいヒトがいる)





山田真哉 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
(2005/02/16)
山田 真哉

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◆数字に弱くても会計というものがちょっとわかる本

駅構内の書店が山田さんのコーナーを作っていたので、今更ながら買ってみました。
今まで、ちょっとタイトルが胡散臭くて手に取らなかったんですね。
はっきりいってもっと早く手に取るべきでした。
タイトルだけの新書ではありません(最近タイトルだけで中身がないのが多くて困るんですが)。
会計学についての本なんですが、身近な疑問から会計について語ってくれるので、非常にわかりやすいです。べつに会計士でなくとも、家庭であってもビジネスであっても日常的に「会計的考え」ができるとよいですね。
個人的には在庫管理の話が面白かったかな。
僕の身の回りにはなんと不良在庫の多いことか・・・。
モノが捨てれない人間なので。
そういや、『創』の1月号の「オタク論!」は「本を捨てる」という話でしたが。
僕にはまだまだ捨てれそうにもないや・・・(置く場所もないのに)

『女子大生会計士の事件簿』も次読んでみよう!


付記
『メカビ』の'08冬号で山田氏のインタビューがありましたね。

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【著  者】 山田真哉(ヤマダシンヤ)
【出版社】 光文社(光文社新書)
【発行日】 2005/2/16 初版発行
【価  格】 735(税込) 
【評  価】 ★★★★☆

早坂昌彦、石塚秀俊 他『そのブログ!「法律違反」です 知らなかったではすまない知的財産権のルール』
そのブログ!「法律違反」です 知らなかったではすまない知的財産権のルール (ソフトバンク新書 66)そのブログ!「法律違反」です 知らなかったではすまない知的財産権のルール (ソフトバンク新書 66)
(2008/02/16)
早坂 昌彦石塚 秀俊

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◆知的財産権にまつわる法律相談ブック

本書は主に知的財産権について書かれています。
『そのブログ!「法律違反」です』というタイトルですが、
ブログにまつわる部分は最初の1章だけで、
2章以降は日常やビジネスにまつわる知的財産の法律相談になっています。


面白かったのは、「ゲームのキャラクター画像に肖像権はあるか?」という問い。
ここでいうゲームのキャラクターは、レベルアップやアイテム装備で外観が変わっていくキャラクターです。あるユーザーのキャラクターはレアなアイテムを装備したことでちょっと「変わった」姿になっているという。そのスクリーンショット画像をネットに公開されたということなんですが。
結論からいえば「肖像権はない」ですね。あたりまえだけれど。
でも、このような発想が生まれてくることが面白いです。
リアルとヴァーチャルの境界線がどんどん曖昧になっていくと、
たとえば自分の分身である「アバター」などにもそのような問題が出てくるかもしれませんし、
ヴァーチャル・アイドル達が顧客吸引力を持つことによって、「パブリシティ権」を廻るような問題が起こるかもしれません。
もちろんそれには現行の肖像権やパブリシティ権では対処できないでしょうけれども、
Web世界が広がれば広がるほどWeb世界の法律やルールというものを整備することが急務となっていることを感じずにはおれません。

ネット上では来春の著作権法改正がいろいろと騒がれています、
僕もどちらかといえば著作物をつくる方の人間なので、著作権の保護が強化されることは嬉しいわけですが、保護が過剰に過ぎると、かえって著作物の利用を停滞させることにつながらないのかという不安もあります。
著作権の保護レベルなどをある程度柔軟に設定できるなどできるといいのかなと思ったりもします。
まぁこの問題はまだまだ議論が必要ですね。
著作者側にも多様な意見があることを知ってもらわないといけないです。

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【著  者】 前岨博(マエソヒロシ)
       早坂昌彦(ハヤカワマサヒコ)
       石塚秀俊(イシヅカヒデトシ)
【出版社】 ソフトバンククリエイティブ(ソフトバンク新書)
【発行日】 2008/2/16 初版発行
【価  格】 735(税込) 
【評  価】 ★★★☆☆(知的財産権初心者は目を通しておくといいかも)

勝間和代『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』
お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
(2007/11/16)
勝間 和代

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◆「お金」のことが苦手な大多数の日本国民に

今さら感もありますが、読みました。
うん、売れるはずだ。
こんなこと誰も教えてくれないもの。

いかに「安全資産」が「リスク資産」に比べて損(無駄が多い)であるかを、分かりやすく示してくれます。
また、第二章では(金融リテラシーの低い)僕たちが全く知らない金融商品を紹介してくれます。
さらに、第三章で具体的実践を分かりやすく教えてくれます。

経済だとか金融だとかにホントに弱いんだなってことを再三思い知らされてくれました。
そしてそれじゃあ今の世の(中生きていけないこともないけれど)、キツイよってことも。

これは「お金儲け」の話ではないんです。金融リテラシーを持つということは、自分の人生設計と直結するんですね。
もういい年なんだし、真剣に考えんとやっぱりダメだよなー。

著者の勝間和代さんは今週号の「週刊ダイヤモンド」でも特集されているので、そっちも合わせて読むといいかも。(こちらは『効率が10倍アップする新・知的生産術』の特集です)

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【著  者】 勝間和代(カツマカズヨ)
【出版社】 光文社光文社新書)
【発行日】 2007/11/20 初版発行
【価  格】 735(税込) 
【評  価】 ★★★★★(すぐにでも読むべき!)



春山昇華『サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉』
サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
(2007/11/09)
春山 昇華

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◆日本と同じ轍を踏んだアメリカ

経済とかにはからっきし疎いブー野沢なんですが、去年たびたびニュースで聞いた言葉「サブプライム問題」って何だ? ってことで読んだ新書なのですが、非常にわかりやすく、そして「サブプライム問題」が我々庶民が思っている(というより関係のないことと思ってる?)よりもずーっと大問題なんだということを報せてくれています。
もっと早く読んでおくべきでした。
次に気になるのはSWF。
どーなるんだろう、世界の経済は・・・。


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【著  者】 春山昇華(ハルヤマショウカ)
        →【春山昇華の著書を検索】
【出版社】 宝島社(宝島新書)
【発行日】 2007/11/9 初版発行
【価  格】 735(税込) 
【評  価】 ★★★★★
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